Interview : あっくんピザさん June/2023
今回のインタビューは あっくん ピザ さんに頂きました
お店のポリシーや思いなどが伝わる記事になればと願っております
(聞き手・文・写真:Gigantar40mm、取材:June/2023)
目次とリンク
1、魅力の秘訣に踏み込んでみました
2、あの笑顔、あの明るい声に礎となる歴史あり
3、あっくん ピザさんのメニュー
4、お店から最後にひとこと
5、編集後記:おすすめするお店使い方
1、魅力の秘訣に踏み込んでみました
-- 先ず最初に御礼があります。このサイトの一番上のヘッダー画像にあっくん ピザさんの釜の写真を使わせていただきました。有難う御座います。
あっくん ピザ さん(以下、A):お役に立てば嬉しいです。こちらこそありがとうございます。
-- さて早速踏み込みます。お店に伺えば伺うほど新しい魅力が見つかるあっくん ピザさんですが、意識されている事や秘訣などを知りたいのですが。
A:ありがとうございます!秘訣ですか!なるべく白目をむかないようにしています!(笑)
-- 白目ですか(爆笑)
A:相槌や、会話の始まりに少し上をむいたりしたときの……
-- 僅かな白目を(爆笑)
A:お客さまに見せないように……
-- では次の質問です(笑)。最初は「たけうま食堂」さんでしたね。
A:そうです、もとはこの店舗の前、吉祥寺にあった居酒屋Yの二号店で私の名前「篤」をもとに付けた居酒屋の店名でした。
-- ご自身の名前のお店を開店し、任されるほど信頼されていたのですね。
A:そうですね、一旦退職し大きな企業の店舗にいましたが、必要だということで呼び戻されました。やはり独立するタイミングというものもあったにしても、呼び戻されてまで任されていた店舗を離れるのは辛かったです。思い入れも在ったので暫くこちらでもその店名を使ってました。
-- そして今では完全に「あっくん ピザ」さんに移行されましたね。
A:そうですね。もうそろそろいいっかーって感じです(笑)。ですが固定店舗のカウンター対面サービスは今でも恋しいですね。お客さまと向かい合って笑顔で会話を交わすおもてなしには魅力があります。そんな接客は少し前に日替りカフェで数ヶ月営業しましたが、また機会あればやってみたいです。
2、あの笑顔、あの明るい声に礎となる歴史あり
-- 非常に柔和にご営業されてますが、その正体は質実剛健な実力派料理人さんですよね。先ほども少しお話頂きましたが、もうすこし経歴を教えてください。
A:新潟の出身です。東京に出てきて色んな職場にいました。料理には20年程度携わっています。先ほど話した「たけうま食堂」の本店Yも長かったでのすが、Hが経営するRの……
-- あ、知ってます。吉祥寺にもありますね。あんな立派なお店ですか
A:あのRの祇園の店で働いてました、大分鍛えられました。本当に厳しかったですよ。もう人権なんてなかったですね。
そうこうするうちに「たけうま食堂」を開店するぞと元の職場Yに呼び戻されました。東京に戻ってきてそこから今に繋がります。
-- 特に私は日替りピザで気がつき驚く事が多いのですが、あっくん ピザさんの「調理」というものは「乗せて焼く」だけでない「下拵え」が見事ですよね。パスタ等でも活躍しそうです。今なるほどなぁと気がつきました。
A:やはりイタリアンですとパスタは外せませんよね。祇園のRでもパスタにも長く携わってました。しごかれて大変苦労しましたがあの時代の経験をはじめ、修行時代に学んできたことは確かに今のピザに役立っています。
-- 固定店舗から移動店舗への業態変更を選択されたのは何か理由があるのですか?
A:折角の自信作、良い物を作ったのにジッと待つのが嫌だったんです。出かけて売りに行きたくなるんですよね(笑)
-- 移動店舗だと厨房が小さくなるというデメリットがあるのに、提供されているピザの日替りメニューが非常に多いです。しかも最近ではヒトツヒトツに対してもその「調理」の手が込んでいるものが増えてませんか?
A:最近しっかりした仕込場所へ移転し更に使い易い厨房を用意したからかもしれません。気がついていただき嬉しいです。
-- ご営業中はスピーディに提供されてらっしゃいますが、こんな感染症の時代なので何より清潔なのが私としては嬉しいです。その前提があるのに、仕込みと現場調理の作業配分、そして戴いた瞬間の美味しさは考えれば考えるほど本当に見事だなぁと、感動します。
A:焼きたてをスピーディに。やはりキッチンカーですのでお外で長く待たせないようと心がけています。ありがとうございます。
3、あっくん ピザさんのメニュー
-- ナポリピザについて深く知らなかったのですが、ずっと商品を通して教えていただいている気がします。
A:当然、ナポリピザの定番「マルゲリータ」は提供を守り続けていますが、無駄に「ナポリピザとは何か」にこだわることなく「美味しいピザ」を提供するという想いが強いです
特に私の営業するエリア、北多摩地区は良い野菜が多いです。農家さんJAさんにもご協力いただいているので地場野菜。そして季節の魚介なども使ってお客さまに楽しんでいただいてます。
-- 現在の定番メニューはどうなってますか?
A:以前からある長い通年の物は「マルゲリータ」「マルゲリータエクストラ」「3種のチーズ」「農園野菜とソーセージ」「シーフード」「シラスと九条ネギ」あたりです。「サラミとマッシュルーム」「国産豚肉とネギ塩」もたまに戻ってきますよ。お話したように最近は地場野菜と季節の食材を意識していますので、日替りも是非チェックしていただきたいです。
-- いまご案内いただいた「定番」も「日替り」も総て魅力的ですが、それらのうち多くのメニューで使われているお店オリジナルの「トマトソース」。このソースが本当に商品力の基礎となっているメニューが多くありますね。鋭い味覚嗅覚で磨き上げられた完成度、季節気候も体調も波が在るのにまったくブレない安定感には恐怖すら憶えます。
A:私自身も苦労して試行錯誤してきたものでした、今では安定したトマトの爽やかさや甘さ、塩分などしっかりキープできるようになりました。
-- おかげで椎茸、大根、ニンニク、茄子、オクラなど、本当に素材の良さを引き出す調理で魅せてくださっていいて楽しいです。
A:ありがとうございます、ファーム柳沢さんのフルーツトマトや枝豆アイスで有名な地元の「はたや農園」さんの野菜をはじめ、本当に地場野菜が人気です。地元の農家さんにも感謝ばかりです。
4、お店から最後にひとこと
-- お店から最後に一言お願いします
A:清潔と丁寧さ、迅速な提供を心がけておりますが少々お時間いただく事もあります。呼び出しベルを用意しております。JAさんや市場などでの出店時はご注文いただいてから、ベルを片手にお買物していただくなどお時間を大切に使っていただければ幸いです。是非とも「あっくん ピザ」ご来店ご利用いただけますよう宜しくお願いします。
-- 今日はありがとうございました
A:ありがとうございました
5、編集後記:お店の便利な使い方
-- お店で慌てない注文の方法
順を追って書くと
(1)、お店近くに立てかけてあるホワイトボードの『定番メニュー』を確認する
(2)、お店正面(車両助手席からの並びの面)の注文カウンター横にある『日替りメニュー』を確認する
(3)、お店正面(車両助手席からの並びの面)の注文カウンター横にあるサイズを確認する「M」か「S」
(4)、苦手な食材があったら店主さんに伝える
(5)、店主さんに注文する:「サイズ」「ハーフ&ハーフかホール」「ピザの番号」「枚数」の1ターンで必要枚数分
注文例:「Mサイズ、ハーフ&ハーフ、1番(マルゲリータ)と5番(シーフード)、を1枚」(←複数注文時は繰り返し)
(6)、支払い、持ち帰りビニール袋は別途有料です
(7)、呼び出しベルを受け取る
(8)、ベルがなったら取りに行く、ベルを返却して商品を受け取る
という流れになります
-- ちょっとした裏技
持ち帰りのピザケースは紙製ですが実は何回も使えます
大事に取っておいて次回の注文の際に使ってもらってください
私は、いよいよ今回は無理だなー、って時に店主さんの判断が出るまでSGDsしてます
もちろん持ち帰りのビニール袋も大事に長くつかえます
-- 持ち帰りと雨の日の受け取りについて
カウンター窓口の左右に、荷物を整理し易い棚やベンチなどを設置してくださっています。
あわてず落ち着いて財布を仕舞ったり荷物を整理して持ち帰りの準備が出来ます。
またお店には庇があって余程ひどい風雨でなければ雨を避けられます。
あと大事なのは綺麗に持って帰ること。
お店のもちかえりの袋は有料なので、と辞退しないで使うほうが安心して持ち帰る事が出来るのでオススメです。
-- オススメの出店場所について
主に火曜日にご出店されているJAみらい東久留米新鮮館さんは駐車場も広いのでゆとり持って買物が出来ます。
またJAさん直売所入り口の南側にある自転車おきばのフェンスが、中腰で座れるベンチ兼用のものです。
私はたまに其処に腰掛けて焼きたてをひょいひょいと戴いています。
また400メートル南の「滝山公園」にベンチ、水道、トイレもあるので、ピクニック気分でランチを楽しめますのでオススメです。
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“おひとりでも大事な方とでも、疫病に負けずに素敵な時間を過ごせますように”
– ザ・キッチンカー・タイムズより