• 2025-03-19 2:47 PM

The Kitchencar Times

introducing high-quality food truck restaurants and takeout stores.

訪問記 : 壺屋 さん Apr/2024

ByGigantar40mm

5月 21, 2024

壺屋さん 訪問記 Apr/2024
 
壺屋さんへの訪問記です
 
たこ焼き屋さんです。お店を見つけてから2年経ちます。
以前は都内あるいは川崎東部での昼のご出店もあり、私自身が利用し易かったので良く足をのばしていました。
現在はご地元の横浜市南部での夕方のご出店がメイン。
なので少々私の利用頻度も下がっていますが、私には、そして地元の方には、多くのファンの方々には無くてはならない名店さんです。
 
壺屋さんの訪問記を書こうと思うと書きたい魅力が沢山で何処から紹介し始めてどう纏めてよいか見当もつきません。
ですので今回は此のサイトのテーマである「感染症時代における安心した『高品質』と『美味しさ』」から書きはじめてゆきます。
 
 

 

初めてお店に伺ったときから「清潔だなぁ」という驚きは強く、何度伺ってもその清潔さは変わっていません。
お店が清潔という意味だけではなくて、調理、オペレーションなども非常にスマートでクリーンなのです。
もともとバーやレストランを経営していた私、壺屋さんのクリンリネスや良い意味での「料理人らしからぬ」枠の大きさには驚きました。
こういう部分はやはり店主さんの気配り、デリカシーといわれる繊細さやホスピタリティと言われるお客様を大事に扱う姿勢に依るものだと思います。
 
 

 
X-twitterのアカウント名が『明かりを灯しましょう、いっちにのさん!』となっていて、そして可愛い提灯アンコウがロゴにいるお店さんですが、日中にご出店されているときも隅々まで「お持て成し」が行き届いています。
 
 

 
さて前置きが長くなりそうなので、ここからはお店の「たこ焼き」の話。「たこ焼き」にも色んな解釈があるようですね。『「たこ焼き」ってのは「たこ焼き」って食べ物で「蛸なんか別に入ってなくてもええねん』なんて言葉も聞いた事あります。

ですが壺屋さんのたこ焼きはシッカリ蛸が美味しいです。しかもかなりの水準。
当然ですが粉の香り滑らかさ、出汁の加減、玉子を感じるまろやかさ、とろとろカリ等、蛸以外の構成も見事なバランスです、そしてそれらが「蛸の美味しいたこ焼き」として見事に「このお店にしかない美味」という差別化をもって活躍しています。「冷めても美味しい」お店は多くあります。ですが壺屋さんのたこ焼きは冷めても調味料に頼らない美味しさが明確に存在します。
 
 

 
私が一番感動した壺屋さんの商品は「ごま油岩塩」でした
「ごま油」も「岩塩」も徹底的に選び抜かれたもの。焼きたてで香りも味覚も元気な時に「バリ」っとエネルギーを戴く瞬間も最高です。そしてまた馴染んできて優しい毛布のような安心感ある優雅さを感じさせてくれる時のカリふわトロとのマリアージュも最高です。 
 
 

 
日本酒を嗜む店主さんの味覚はかなり鋭く、日本酒も飲み比べをしなくても其の個性を正確に把握されます。そんな店主さんの組み立てるバリエーションもかなり繊細で大胆で圧倒的な美味しさがあります。私が感動した店主さんのセンスある商品は「白ネギ」トッピング。本当に一年のうち僅かしか提供される期間がありません。簡単なようで非常に繊細で見事な構築です。
 
 

 
そして「白ネギ」がないときの「九条ネギ」のトッピングにも出会えたらかなり幸運です。どちらも差は明確にあって違うものですが前述したお店独自の「蛸」の美味しさを活かす「ごま油岩塩」やオリジナルの「ソース」と供に爽やかな旨味が広がります。
 
 

 
もし「ネギ」トッピングがなかったら「たぬき」を探してみて下さい。こちらもまるで鰹節のように風味と食感か豊かな逸品です。
 
 


 
そしていま気がつきました、定番商品の紹介がぬけていることを。
定番商品は前述した「ごま油岩塩」、人気ナンバー1の「ソース」、そして丁寧に炙って香りを立たせた「チーズ」です。どれもお勧めですよ。
 
 

 
日の沈む夕方に、横浜のお店に向かうとき私はなんとも不思議な感覚を憶えていました。海の上を飛ぶ飛行機から海岸線とその奥の大地をみているような感覚です。あるいは深夜の砂漠で必死に登った砂丘から見下ろした砂の谷底にあるオアシス、あるいは深海にある熱水噴出孔コロニーのような灯台的な存在。
集合した大きな明かりの群れよりも、そういった何もない所にポツンとある明かりのほうが暖かかい人心地があるように思えたりしますよよね。きっとそれは私だけの感覚ではないのでしょう。実際にそこに行ってみると沢山のグルメなリピーターさんが集っている炬燵や集会場のようなコロニーになっています。おいしさ、人心地、店主さんの独特な「いらっしゃいませ」と「ありがとうございます」の癒しある居心地の良さ。
それが私の壺屋さんに持つ不思議な信頼感ある印象です。
横浜の繁華街に不確実な何かを求めてゆかなくても、壺屋さんにゆけばハズレはありません。深海の可愛い提灯アンコウ、お勧めの名店です。
 
 
2024年4月訪問
 
月曜日と金曜日にお休み取られることが多いです。
水曜日が横浜駅東口、木曜日が生麦駅西口、土曜日、日曜日は市内のJAや商店街などにご出店です。
毎週丁寧にご案内されていますので、詳しくはX-twitterをご覧下さい。
https://twitter.com/Light_a_Lamp123/
 
 
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“おひとりでも大事な方とでも、疫病に負けずに素敵な時間を過ごせますように”
– ザ・キッチンカー・タイムズより

By Gigantar40mm

通称ご隠居。元銀行員、元某HD経営企画室室長、昭和のMBAホルダー。アーリーリタイアを狙い兼業でバーテンダー勤務を始める。その後専業となりソムリエ、料理人としても長年レストランやバーを複数経営、その後総て譲渡し引退。2019年12月にCOVID-19に感染し生死をさまよう。現在は特殊な業務に特化したコンサルタント会社経営、時に兼業カメラマン(店舗・企業)。自身が過ごした安全な世界を次の世代にも残したく感染症に強い飲食店を考えた結果「キッチンカー」に希望を見出す。感染症予防対策を万全にとりおこなっているお店を勝手に紹介発信する60代。記事、SNS発信は引退していますがキッチンカー利用は続けています。