移动餐车“月亮亭(ユエリャンティン)”さん 訪問記 May/2023
月亮亭さんへの訪問記です
最初から話が外れますがキッチンカーにコロナ時代の活路を見出し、利用しはじめた頃に良く聞いた言葉があります
「商材」という言葉です。なんとも不思議な響きがあります。売る側だけの言葉で私は良い印象を持っていません
「なにを商売にするか、何業か」という軸はキッチンカーという業態が先にあって商品が二の次になっている現れです
キッチンカーやるならカレー、タコライス、クレープだ、なんて新しいお店に対して先輩方が言っているのも聴きます。
そして月亮亭さんに出逢いました。事業理念や背景を伺い店主さんの感謝を得る商いの心にオアシスを得ました。
月亮亭さんの店主さんは企業戦士だった方です
他のキッチンカーさんに元同僚という方がいて話を聞いたのですが
中国語がペラペラでかつ優秀な人間ふたりいて、まさか其の片方の彼が独立したとは驚いた、と喜んでらっしゃいました
店主さんがSNSで書かれているように以前は中国で日本食ファストフードチェーンのリーダーをされていた方でした
現地に居て喜ぶ日本人駐在員などもみたのでしょう、本物の日本食に出会って喜ぶ現地の中国の方もみたのでしょう
月亮亭さんは、そういう感動を逆輸入して下さって居ます
日本に居る中国人が「日本で本場の味が食べられるなんて!」と喜びの声を上げる事も多くあるそうです
私自身も「こんな不思議な美味しい中国の軽食があるなんて」と毎回楽しく思います
中国人のいるエリアに懐かしい中国の味覚を届けたい、そんな気持ちもあってお店を走らせてらっしゃいます。
お店で頂ける物は、本場中国から持ち帰ってきてくださった私がしらないものばかり
「杂粮煎饼(ジェンビン・中華風ガレット)」「老干妈麻酱拌面(食べるラー油胡麻ダレ混ぜ麺)」など
わたしはドチラも頂き感動しましたが、まず今回はお店の看板でもある「ジェンビン」をレポート
キッチンカーならではの「魅せてくれる調理」が素敵なお店です
雑穀を挽いたものが生地になっていて「ジューっ」と音をたてて回転式の調理台の上で手際よく焼かれます
そこに新鮮な葉野菜、揚げパン、上げワンタンなどが挟まれて、お店オリジナルの味噌ダレが挟まれます
半分に切っていただいて袋に包んでいただいて「はいどうぞ」、いい匂いが漂ってきます
写真は揚げワンタンか揚げパンでなやみ「揚げパン」を選択
せっかくだからお肉のトッピングを追加していただき「極太フランク」をはさんでもらいました
ホットドッグのようなハンバーガーのような、たくさんの素材がまとまって押し寄せてくる味覚アンサンブルです
それを纏める、お店オリジナルの味噌ダレがコクを増して、ガレット皮の香ばしい香りでひとつに纏まります。
このガレットの生地もおもしろくて最初いただいているうちはパリパリカリカリ
頂いているうちに具材の蒸気でフンワリシットリしてきて、だんだんと皮そのものの美味しさもでてきます
出来たての美味しさ、楽しい変化もこういうキッチンカーさんならではの楽しみです
日本で、東京で「ジェンビン」を提供されているお店は非常に少ないそうです
ご出店スケジュールチェックして、お近くをお通りの際は是非「新しい美味しい楽しさ」を人生経験に増やしてみてください
美味しいですよ。優しい物知りの店主さんのお話も「へぇー」が一杯ですよ。ぜひおすすめ。
2023年6月訪問
水曜日と土曜日にお休み取られることが多いです
月曜日に八王子の大学、火曜日に国分寺駅北口、木曜日に小平市鷹の台駅前、金曜日に清瀬が主な出店場所
https://twitter.com/yueliangting/
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“おひとりでも大事な方とでも、疫病に負けずに素敵な時間を過ごせますように”
– ザ・キッチンカー・タイムズより